京都の包丁専門店6選 — 有次・菊一文字・金高刃物ほか【住所・営業時間つき】

公開日: · 最終更新:
📅 2026年3月28日 · 更新: 2026年8月15日

京都で包丁を買うなら、有次・菊一文字・實光刃物・金高刃物老舗・八木庖丁店・食道具 竹上の6店を押さえれば十分です。いずれも実店舗を構える包丁の専門店で、以下の住所・電話・営業時間はすべて各店の公式サイトで確認したものです。日曜に開いているのは實光刃物、最も古いのは1651年創業の金高刃物老舗、最も有名なのは錦市場の有次です。

京都の包丁専門店6選

1. 有次 (ありつぐ・錦店)

四百五十年の歴史 — 錦市場

京都で最も名を知られた包丁店。公式サイトは「四百五十年の歴史」と表記しています。錦市場内の錦店が京都で唯一の直営店で、手打ちの包丁のほか銅鍋や料理道具も揃います。購入時の名入れと、その後のメンテナンス対応が支持される理由です。京都で1軒だけ訪ねるならここから。

  • 住所:〒604-8052 京都市中京区錦小路通御幸町西入ル鍛冶屋町219
  • 電話:075-221-1091
  • 営業時間:10:00〜17:00(新規販売受付は16:30まで)
  • 定休日:水曜、年始(1/1〜1/4)、棚卸日(1/31)
  • アクセス:阪急「京都河原町」駅より徒歩8分(駐車場なし)
  • 百貨店の売場:京都髙島屋S.C. 6階/阪急うめだ本店 7階に「有次コーナー」(いずれも10:00〜20:00)。独立店舗ではなく売場ですが、錦店が混雑する時間帯に便利です

2. 菊一文字 (きくいちもんじ)

刀鍛冶の系譜 — 三条通寺町

鎌倉時代、後鳥羽上皇の御番鍛冶をつとめた刀匠・則宗の系譜を伝える店。作刀に菊の御紋と横一文字を彫ったことが店名の由来とされ、700年余の歴史を掲げています。明治以降は料理用・工匠用・生花園芸用の刃物へと展開しました。三条名店街のなかにあり、包丁のほか手打ちのはさみも扱っています。

  • 住所:〒604-8036 京都市中京区三条通寺町東入る石橋町14
  • 電話:075-221-0077
  • アクセス:京阪「三条」駅より徒歩約5分
  • 特徴:刀鍛冶の系譜を引く包丁、手打ちはさみ
  • 注意:営業時間は公式サイトに明記がないため、訪問前に電話での確認をおすすめします

3. 實光刃物 (じっこう・京都 錦寺町店)

日曜も営業 — 寺町商店街

明治33年創業、大阪・堺の包丁メーカーの京都直営店。堺打刃物を京都で買える貴重な店で、寺町商店街の店舗は「包丁タワー」の展示で知られます。基本的に定休日がなく、19時まで営業しているため、他店が閉まる日曜や夕方でも立ち寄れるのが最大の強みです。京都市内には先斗町店・嵐山店もあります。

  • 住所:〒604-8046 京都市中京区東側町536-1
  • 電話:075-746-4204
  • 営業時間:11:00〜19:00
  • 定休日:基本的になし
  • アクセス:阪急「京都河原町」駅より徒歩5分/京阪「祇園四条」駅より徒歩7分
  • 市内の他店舗:京都 先斗町店(中京区下樵木町208-4)、京都 嵐山店

4. 金高刃物老舗 (かねたかはものろうほ)

1651年創業 — 六角堂前

慶安4年(1651年)に日本剃刀の鍛冶屋「藤原金高」として創業。1770年頃に六角堂前の現在地へ移り、以来同じ場所で商いを続けています。公式に創業年を確認できる範囲では京都最古級の刃物店。観光動線からやや外れているぶん、落ち着いて相談できます。

  • 住所:〒604-8134 京都市中京区六角通東洞院西入ル堂之前町244
  • 電話:075-221-5446
  • 営業時間:平日・土・祝 9:00〜17:00
  • 定休日:日曜、祝日、7月17・18・24・25日(祇園祭)
  • アクセス:地下鉄「烏丸御池」駅より徒歩約5分

5. 八木庖丁店 (やぎほうちょうてん)

約150年 — 堺町通四条上ル

約150年にわたり、京都を中心に全国の料理人へ包丁を納めてきた専門店。包丁に加え、銅・アルミ・真鍮の鍋など調理道具も扱います。職人向けの品揃えが中心で、用途を伝えて選んでもらうスタイル。日曜・月曜が休みなので訪問日にご注意ください。

  • 住所:〒604-8123 京都市中京区堺町通四条上ル
  • 電話:075-211-1833
  • 営業時間:10:00〜17:00
  • 定休日:日曜、月曜、祝日
  • 特徴:包丁、銅・アルミ・真鍮の鍋、調理道具

6. 食道具 竹上 (しょくどうぐ たけがみ・京都店)

2010年創業 — 黒門通

2010年創業と6店のなかでは最も新しい一方、本刃付け・調整・更生修理を看板に掲げる技術志向の店。「修理をしながら永く使い続けていただけるモノを」という方針で、売って終わりにしない点が特徴です。南丹市に工房も構えています。すでに持っている包丁を仕立て直したい人に向きます。

  • 住所:〒600-8386 京都市下京区黒門通高辻下ル杉蛭子町238-2
  • 電話:075-802-3378
  • 営業時間:10:00〜17:00
  • 定休日:日曜
  • 特徴:包丁の販売、本刃付け、調整、更生修理

目的別の選び方

  • 京都らしい1本を記念に買いたい:有次 錦店。名入れがあり、錦市場の散策と合わせやすい
  • 日曜・祝日しか時間がない:實光刃物 京都 錦寺町店(基本的に無休・19時まで)
  • 歴史のある店で選びたい:金高刃物老舗(1651年創業)、菊一文字(刀鍛冶の系譜)
  • プロ向けの実用品が欲しい:八木庖丁店
  • 手持ちの包丁を直したい・研ぎ直したい:食道具 竹上(本刃付け・更生修理)

京都の包丁文化

京都の包丁文化は、この地で発展した懐石料理と切り離せません。繊細な野菜の飾り切りと美しい盛り付けを追求する京料理の現場は、切れ味と精度に妥協を許しません。京都の刃物店はその要求に応え続けるなかで、薄く精密な刃付けを磨いてきました。

京都はまた、日本有数の天然砥石(てんねんといし)の産地でもあります。京都周辺の山々から採れる合わせ砥は産出量が減り希少性が高まっており、世界中の包丁愛好家に珍重されています。

アクセス

  • 錦市場(有次):阪急「京都河原町」駅より徒歩8分/地下鉄「四条」駅より徒歩8分
  • 三条通寺町(菊一文字):京阪「三条」駅より徒歩5分
  • 寺町商店街(實光刃物):阪急「京都河原町」駅より徒歩5分
  • 六角堂前(金高刃物老舗):地下鉄「烏丸御池」駅より徒歩5分
  • 京都駅から:地下鉄烏丸線で四条駅まで約5分
  • 大阪から:JR新快速で京都駅まで約30分
  • 東京から:新幹線で京都駅まで約2時間15分

有次・菊一文字・實光刃物は四条〜三条の徒歩圏に集まっているため、半日あれば3店を回れます。金高刃物老舗と八木庖丁店を加えるなら1日みておくと安心です。

よくある質問

京都で最も有名な包丁店はどこですか?

有次(ありつぐ)錦店です。錦市場内にあり、公式サイトで「四百五十年の歴史」と紹介されている京都で最も知られた包丁店です。営業は10:00〜17:00(新規販売受付は16:30まで)、水曜定休。購入した包丁には名入れがあり、その後のメンテナンスにも対応しています。

錦市場で包丁は買えますか?

はい。有次 錦店(京都市中京区錦小路通御幸町西入ル鍛冶屋町219)が錦市場内にあります。観光客に非常に人気があるため、ゆっくり選びたい場合は開店直後の午前中が狙い目です。なお錦市場周辺には箸や料理道具の名店も多くありますが、包丁専門店は有次です。

日曜日でも開いている包丁店はありますか?

實光刃物 京都 錦寺町店は公式サイトで「休日は基本的にはございません」と案内されており、日曜も営業しています(11:00〜19:00)。一方、金高刃物老舗は日曜・祝日休、八木庖丁店は日曜・月曜・祝日休、食道具 竹上は日曜休、有次は水曜休です。

京都で最も古い刃物店はどこですか?

金高刃物老舗が慶安4年(1651年)に日本剃刀の鍛冶屋として創業しており、公式サイトで確認できる中では京都最古級です。1770年頃に現在地の六角堂前へ移転しています。菊一文字は鎌倉時代の後鳥羽上皇御番鍛冶・則宗の系譜を伝える店で、700年余の歴史を掲げています。

京都の包丁は他の産地とどう違いますか?

京都の包丁は、この地で発展した懐石料理の要求を反映しています。野菜の飾り切りや繊細な盛り付けに向く、薄く精密な刃付けが特徴です。また京都は天然砥石の産地としても知られ、周辺の山から採れる合わせ砥は世界の包丁愛好家に珍重されています。

京都駅から包丁店へのアクセスは?

地下鉄烏丸線で四条駅まで約5分。そこから錦市場(有次)へは徒歩約8分です。菊一文字・實光刃物 錦寺町店は三条〜四条の寺町通沿いで、四条駅から徒歩10分前後。金高刃物老舗は烏丸御池駅から徒歩約5分です。